疾病による休職中なので、健康保険から給付金が支給されている。 それはもちろん大切に使っているが、支出の全てをカバーできていない。 外出しなくても、食べる量を減らしても、生きているだけで金がかかる。 やむを得ず、貯金を食いつぶす生活を送っている。
減っていく通帳残高を月末に確認する度に、「来月中には復職したい」という気になる。 だが、結局願いは叶わぬまま1か月が過ぎてしまう。 ハードルが高い。
厚生年金保険の徴収が特につらい。 フルタイムで働いていた時期の給与で保険料が計算され、今でもその額で天引きされている。 厚生年金保険は労使折半なので、会社も保険料を払っている。 だから、会社にも負担をかけているはずだ。 収入の減少に応じて保険料を計算しなおしてもらえないのが今の年金制度だ。 もっとも、過去の収入は健康保険からの給付金額の算定にも使われているようなので、僕は一概に非難する立場にないと言える。
とにかく、このままだと貯金は底をつく。 そして、あと数か月で復職できなれば職を失う。 現状の景気とこれまでのキャリアを考慮すると、新たな職を得るのはほぼ不可能だ。 今の会社に速やかに復職して、解雇されないようなパフォーマンスを上げ、会社に何が何でもしがみつくのが、最も賢明な選択肢だろう。
ただ、今の会社でできることが何か考えると、何も思い浮かばない。 戻る場所を具体的に考えられない。 一体、自分に何ができ、何をもって報酬を得ることができるのだろう。 職場復帰を果たしても何もできない自分に直面して苦しむ、そんな未来を想像してしまう。
一度走り出したら、もう止まることはできない。 止まったら即解雇、生活の確立は臨めない。 それがわかっているので、一歩を踏み出すのに躊躇してしまう。
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